Boot Camp の Windows 10 を別 PC に移行したときのメモ
本記事について
2020 年 6 月に、BootCamp で入れた Windows 10 を別の PC に移行したときのメモ。
下記の「旧 PC」から「新 PC」へ移行した。
- 旧 PC:MacBook Pro (Retina, 13-inch, Early 2015)
- 移 PC:MacBook Pro (13-inch, 2020, Four Thunderbolt 3 ports)
ちなみにキーボードは JIS 配列。「英数」「かな」キーを Windows で使いたかったので...(詳しくは下記)。
さらにちなみに、旧 PC に Windows 10 を入れたときのメモはこちら:
目次
Mac の移行
「移行アシスタント」を使って簡単にできた。システム設定もアプリもデータもまるごと移行してくれる。こういうとこ Mac は本当楽。
参考:
Windows の OS 移行
Mac 内のアプリやデータは上記の「移行アシスタント」がやってくれるが、Windows はそうもいかない*1。OS インストールは Boot Camp を使ってできる。
公式ヘルプページ
Boot Camp で Windows をインストールする方法については、公式ヘルプページがあるので、そちらを参考にした:
(Boot Camp アシスタントの「Boot Campヘルプを開く」から行けるページ)
旧 PC の Windows でやったこと
「設定」の「更新とセキュリティ > ライセンス認証」の「プロダクトキーの更新」の下にあった設定から Microsoft アカウントと紐付けておいた(画像は設定後の画面。)。
これが必要だったかはわからないが、新 PC でも Microsoft アカウントでログインすることでスムーズに移行できた。
新 PC への Windows インストール
以下の作業は、旧 PC の Windows は起動中かつ Microsoft アカウントへもログイン中に行ったが、特に問題が生じなかった。(つまり、作業中、同時に 2 つの PC で同じプロダクトコードの Windows 10 が起動できた。起動できちゃダメな気もするが、作業しやすくて非常にありがたかった。)
インストールは、上記の公式ヘルプページを参考に、Boot Camp を使って行う。指示に従っていけばできるはず。
以下、インストール中のメモ:
- インストール途中で Windows 10 プロダクトコードを求められた
- 旧 PC に Windows 10 を入れたときのプロダクトコードが使えた
- 途中で Microsoft アカウントへのログインし、PIN コードを設定した
- 新 PC の Windows での Boot Camp インストーラが自動で起動した
- インストール後、再起動
- 再起動後は設定した PIN コードでログイン
これで、新 PC で Windows 10 が使えるようになった。
Windows インストール後の設定
「英数」「かな」キーを Mac のように使う
「英数」「かな」キーは最初から使えた*2が、挙動が微妙。
「英数」キーで英数にならずカタカナになる。
そのため設定をいじる。
- いつも「Google 日本語入力」を使っているため、とりあえずこれをインストール
- Google 日本語入力側の設定(プロパティ)
- 「Muhenkan」を含む各項目で「IME を無効化」を選択
- キーの対応
- 「英数」キーが「Muhenkan」
- 「かな」キーが「Henkan」
キー割り当ての変更
- 「command」キーを「Ctrl」キーとして使う
- 「CapsLock」キーを「Win」キーとして使う
ということをしたかったため、KeySwap というソフトを使い、画像のように設定した。
Windows のデータの移行
データは基本的に外付けストレージに入れていたため、デスクトップなどに残っていたファイルだけ手動で移し替えたくらい。
Windows の各種ソフトの移行
良い方法を知らないため、ソフトは自分で移行していった。
DTM 関連
DTM 関連ソフトはライセンスの扱いが各社で違うのもあり移行が超大変。 こちらは別記事にする予定。
各種フォント
ttf, ttc, otf ファイルを複数選択して右クリックメニューから一括でインストール可。
参考:
AviUtl
ソフトの移行自体は、ソフトは 1 フォルダ内で完結している(ポータブルである)ため、フォルダごと移動するだけで OK。
別 PC で作ったプロジェクトを開く際には、プロジェクトファイルと同一フォルダに各種素材データがないといけない点に注意(プロジェクト作成時に気をつけることだが、素材を別のフォルダに分けてしまっていた場合でも、後から同一フォルダに移したら開けた)。
参考:
Boostnote
「Boostnote」で検索するとリニューアルバージョン(Boost Note)が出てきてしまうが、GitHub リポジトリは残っているためそこから旧バージョン(Boostnote)のインストーラをダウンロードできる:
おつかれさまでした
Windows のライセンスまわりなど、疑問が残りますが、結果的には無事移行できました。
普段は Twitter(@silmisilon)にいるので、何かありましたらそちらが反応早いと思います。